磯目まゆの主婦日記

漫画をかいたり、家事や掃除に関する記事をかいたり。

パニック障害を患って失ったもの、気付いたこと。

 

 

こんにちは、磯目まゆです。

 いつもは陽気な育児記事を中心に書いておりますが、

今回は「パニック障害」という病気について書きたいと思います。

 

 

パニック障害って何?病気なの?

パニック障害は簡単にいうと「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」の3大症状を主とした不安障害という精神疾患です

 

 大体100人に1~2人はパニック障害を発症するといわれています。

 

パニック発作」「パニック障害」この言葉を私が知ったのは22歳の時でした。

それまで聞いたこともなかった単語に戸惑ったのを覚えています。

 

 

 

パニック障害について

パニック障害」というのは突然起こる強い不安感などの症状が出る「パニック発作」が繰り返し起こることです。

パニック発作は10分程度でおさまることが多いのですが、この10分が長く感じます。

突然死の危険性があるかのごとく体から血の気が引いて、バクバクと呼吸がはやくなるのです。

 そんなパニック障害には、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」の症状があります。

 

 

パニック発作

予期しない突発的な不安に襲われます。

動悸、息苦しさ、冷や汗、めまいなどを伴い『これは死んでしまうかも』と強く思い、その名の通り心の中でパニックになり自分ではコントロールができません。

立っているのもやっとの状態になることが多いです。

更にいつどこで起こるのかもわからないです。

心配になり病院で診てもらっても異常は見つかりません。

おさまった・・と思ってもまた同じ症状が”突然”やってきます。

私の場合

最初にパニック発作が起こったのは電車の中でした。

仕事の面接に行くため早朝の電車に乗り、満員だったので吊革につかまって立っていました。

数十分すると段々貧血のような症状が起きて冷や汗がだらだら。吊革につかまっている手はみるみる血の気が引いてとても冷たく感じました。

心臓はドキドキ苦しくて息がうまくできません。目の前は真っ白です。

 

『次、次の駅で降りよう』と思った矢先、足に力が入らなくなって座り込んでしまいました。 幸い優しい方が席を譲ってくれて事なきを得ました。とてもありがたかった・・。ただその症状も10分座っていればその後なんともなかったのです。

 

予期不安

一度パニック発作を起こすと、『またあの発作が起きるんじゃないか・・』と不安になります。これが「予期不安」です。

何かあった際のことを考えて一人で行動することが怖くなったり、あれこれ病気のことを心配し続けます。

『他人に迷惑をかけないだろうか』

『人前で倒れるなんて恥ずかしい』

『このまま死ぬんじゃないか』

などたくさんの不安がよぎります。

これが悪循環で、余計神経質になりパニック発作につながるのです。

 

 

広場恐怖

公衆の面前でパニック発作が起こった際、勝手にその場に寝るわけにもいかない状況であることが多いですよね。そういった”逃げられない状況”を恐れるようになって

家にこもりがちになったり、一人だけでの外出ができなくなります。

そうすることで更に社会から孤立する不安などが生まれストレスとなり、パニック障害が悪化するケースもあります。(慢性化)

 

私の場合

電車に乗ると発作が良く起きるからか、段々電車に乗るのが億劫になり乗車を避けてきました。

けれど遠方で仕事の面談が控えていたので乗らざるを得なかったのですが、ここでやはり発作が起きてしまいました。

 

駅までの間隔が短かったため途中下車をしてトイレに駆け込みました。

『行かなきゃ!』『もう少しで着くのに!』

と思っても恐怖が勝って動けないのです。

こんな自分が情けなくて涙がでてきました。

 

上司に許可をもらってその日は欠勤。なんとその日は私が昇進するかどうかの大事な話し合いだったのですが、 昇進した場合今後電車通勤になる可能性もあったため、私は諦めることにしました。人生の転機といっても過言じゃなかったです。

本当に悔しい思いをしました。

 

 

電車のケースが多いですが他にも

 

  • 高速道路を運転中長いトンネルに入ると、そわそわして動悸が始まり運転ができなくなるほどの不安感が襲う。

 

  • 電車やテーマパークの混雑した人の列を見ると不安になる。立ち止まってしまう。

 

  • 混雑したショッピングセンターでティッシュ配りをしているときも発作は起こり、それ以来人混みがだめに。

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パニック発作になった原因を考えてみた

 

脳内の神経伝達物質などの身体的要因

一般的にパニック障害は「当人のそれまでの経験などから潜在意識が発作を起こす」などと言われていますがハッキリとした原因はわかっていないそうです。またはセロトニン系の機能不全など、脳内の神経伝達物質がトラブルを引き起こしているとも言われていますね。

 

 心因的要因

そしてストレスや睡眠不足も関係しているみたいです。

私は昔から人の目が気になるので人混みは好きではありませんでした。なので満員電車や人の列なんかは大きなストレスになります。

 当時環境も変わって仕事にも精を出していたので知らず知らず負荷はかかっていたと思います。

 

 カフェインや喫煙、アルコール

カフェインのような覚醒作用を持つ物質の摂りすぎは、パニック発作の一般的な原因である。パニック障害を持つ人は、カフェインの不安誘導作用に敏感である。 「パニック障害」『フリー百科事典wikipedia日本語版 2017年3月31日㈮12:36

 

当時会社にコーヒーのサーバーが設置されたことで毎日何杯もコーヒーを飲んでいました。そして現在もカフェインを摂取すると胸がざわつき、動悸が起こることがあります。

www.isomemayu.com

 

 

過剰に摂取することが問題視されていますが、私の場合少量でも断たないといけないですね・・。

 

 

パニック発作とうまく付き合う

パニック発作が発症して数年はかなり落ち込んでました。以前の私は

 

 

もう車にも電車にも乗れないし出かけたくない

 

働いてもパニック発作におそわれそうで怖い

 

と悲観的で後ろ向きなことばかり考えていました。

今も不安に駆られて落ち込むことはありますが。

以下の方法で徐々に前向きになれています。

 

薬を処方してもらう

医者に相談をし、抗不安薬抗うつ薬を使いパニック発作が起こらないようにします。

薬があるというだけで精神的にもかなり楽になります。

 

体調がいいときに行動する

精神的な部分も関係しているので、体調がいいときに一人で電車に乗るなどして

徐々に慣らしていってます。

この発作で死ぬことはないので、恐れることなくおおらかな気持ちでいるように心がけました。

 

周囲の理解を得る

一見わかりづらい病気なので周囲からは『気の持ちようじゃないの?』などと思われて、あまりサポートが受けられないこともあります。

両親、主人、友人に相談をしてなるべく人混みは避けたり、運転をかわってもらったり『すぐ落ち着くよ、大丈夫』などと声かけしてもらうことで大きなパニックに繋がることはほとんどなくなりました。

 

おわりに

一時は本当にこの先どうなるんだろうと真剣に考えましたが

周りの優しさと理解もあったことで、症状も落ち着いてきました。

今では会社や私生活に特に問題もなく過ごしています。

 

100人に1~2人はこの「パニック障害」発症のリスクがあるので

身近なところで困っているひとがいるかもしれません。

そんな時は仮病や気の持ちようなんて思わずに不安な心に寄り添ってあげてください。

 

私も視野が広がり、目には見えないところで苦しんでいる人がいるということを改めて知ることができました。

 

個人の体験談を書きましたが、どなたかの参考になれば幸いです。

 

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